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2012年03月28日

ひとり海辺へ

たまにはこんな日も
いいかなと思う。

今夜、海風に吹かれ
沖縄の3月らしくない寒さのなか
震えながら
巨大なスクリーンに向き合う人を
大勢見た。

私もそのひとりだ。


何かにひかれるように
宜野湾に向かった。

勝負をかけた入札に敗れ
先日起きたトラブルの解決方法も
見つからないまま
会社を飛び出した。

高校生の時に観たショーシャンク。

そのときはまさか
今のような生活をしているなんて
思いもしなかった。

ひとり海辺へ



写真は今から8年ほど前に
友人と乗り込んだ廃墟の島

なぜそこに行ったか
その理由を見つけることはできない。

ただ、ふたりで
何かを探していた。

だけどそのときは
形あるものを見つけることはできなかった。


今の俺にも
理由もなく一緒に
何かを探してくれる相方がいる。

コンベンションセンターに向かう途中
夕方の渋滞が始まった58号線
俺の行動を見ていたかのように
電話がかかってきた。

大して意味のない電話。


  「これからひとりで映画を見るよ」

  「今日は俺、休むよ」



毎日一緒にいるやつと
今日は会わないでおこうと決めると
ショーシャンクみたいな映画にめぐり合う

結局、相方のことを考えてしまう。



ひとり海辺で時間を過ごし
たくさんの人たちがいる会場で
相方の事を考え
孤独を感じる。

この行為が今必要なことであったようだ。


今度は形あるものを
見つけることができそうだ。


今日は
ゆっくり時間をかけて
家に帰った。

ひとり海辺に行き
ひとり車内で
理由のわからない感傷的な気分に浸った。

やっぱりあいつにも
この映画を観せたかったと
自宅を前にして思った。








Posted by つよしAlberto at 23:25│Comments(0)
 
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