積み残し
この一年で私は
それまであった生活を
一変させた。
私は比較的最近まで
本が読める環境にいたので
活字に包まれた生活を
続けていたのだが、
そうもいかなくなった。
また、
比較的最近まで
身体をよく使っていたのだか、
そういうわけにもいかず
身体が鈍ってきた。
積み残した本は
私の今後の楽しみとなり
柔軟性をなくした身体は
来年からの喜びをもとめている。
だが、
まだわずかに今年が残されている。
私は今を集中するしか
生きるすべがない
積み残したものは
その後の私を想像させるが、
今はまだ
その想像を膨らませるのは
やめておこうと思う。
今日は早く休みたいが
なかなかうまく
いかないものだ。