夕食
国道沿いで
ひとり夕食をすます。
ひとりになりたい時間だった。
何を食べてもよかった
ただひとりで食事がしたかった。
通りを過ぎ去るヘッドライトを見ていると
この世には
信じられないくらいの人が存在して
それぞれの生活があって
それぞれの生き様がある。。。
そんなあたりまえのことを
馬鹿みたいに考えた。
期待した答えが出ないくらいで
今日をあきらめるのは
少し辛抱が足りない気がした。
深く物事を考えるから
じれったくなるのではなくて
深く物事を考えないから
短気を起こすのではないか。
もっと
自分を突き放して
遠くを見るように
見つめてみようと思う。
箸を持ちながら
味も分からない時間を過ごしたが
それは私の求めていたものだと思う。
帰り道で相方に電話して
愚痴をぶつけて見ようと思う。
あいつなら
妙な相槌で話を聞いてくれるだろう。
わがままを言える相手がいて
私は幸せだと思う。
明日は九州へ向かう。。。