「とびら」
「とびら」が
開きそうな気がする。
でも
「とびら」を前に
例によって臆病風に吹かれている。
今までも
必ずそうだったけど
開いてしまえば
開く前に心配していた出来事なんて
何も起こらなくて
「とびら」の向こうは
わずかな安らぎだけがある。
そして、
つかの間の安らぎのあとに
またしても続く
長い上り坂
そして、
それを登りきると
またしても
「とびら」
が待っている。
いっそのこと
この「とびら」を開くという行為自体を
やめてしまえばいい。
よくよく考えてみると
笑える話
だって
臆病風に吹かれて
自分自身が嫌だと思っている
この「とびら」を開けるという行為を
理由もはっきりしないままに
行動にうつしているわけだろ。
しかもその向こうに
新たな上り坂があると知りつつ。。。
ばかな。。。
次の「とびら」は11日土曜日。
ただなんとなく
逃げたくない
という想いだけが
俺を揺さぶる。。。
見栄っ張りもいいとこだ。
「とびら」を前に
臆病風に吹かれた表情を
出したくなくて
こうして文字を綴る。
これ自体意味のない行為だけど
それでも少しは
落ち着きを取り戻した。
素直になるまで
ここで祈りながら過ごすことにしよう。
今夜はいやに寒い夜だな。。。